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頭脳は使わないと次第に衰えてきますが、人は様々な場面で頭脳を使います。 「頭を使う」という言葉は日本語では様々な表現がありますね。 美味しい料理を作るために「知恵を絞る」、効率よく良い仕事をするために「頭をひねる」、意中の女性をどうやって口説いたらいいのか「悩む」、どうやったら皆さんにこのコラムを楽しんで読んでもらえるのかと「頭を抱える」(笑)などなど。
しかし、お年を召した方や病気等でベッドで一日の大半を過ごす方などは、身体を動かしたり人と接する機会など「頭脳を使う回数」が減ってきて、だんだん「考える力」「覚える力」などが衰えてくるのだそうです。
だったら衰えないようにいろんなことを考えるようにしよう、という発想から今まで様々な取り組みがなされてきました。 でもどうせ頭脳を使うなら頭を抱えて悩むより、楽しいことを考えて頭脳を使った方がいいに決まっています。 最近では、老人福祉施設や病院の脳神経科などで、リハビリの効果判定に実際に活用されている検査機器ATMT(Advance Trail Making Test)の機能を使い、手軽に楽しく頭を鍛えようというゲームも出来たのだそうです。
画面にバラバラに表示される数字のアイコンを、指示に従ってタッチペンで触るといったシンプルなゲームでも認知力、判断力、記憶力などを高める効果があるのだそうです。 画面もユーモラスで、楽しみながら頭脳を使う点では面白い取り組みと言えますね。
携帯ゲーム機で脳を鍛えるのも楽しいかも知れません。しかし、人とのコミュニケーションに頭を使うことはもっと大切なことです。 家族のつきあいですらギクシャクとした人が多くなったせいでしょうか?ホンのちょっとしたきっかけで「キレ」て人を殺してしまう事件が昨今多いのは、「人を思いやる」という、人間にとって一番大切なことに考える力が衰えたせいかも知れません。
最近では他人に干渉されることを嫌い、他人に干渉することもしない人が多いそうですが、人との関わりなしに生きてゆくのはやはり寂しいものです。 笑ったり泣いたり時には怒ったり…人との触れ合いに頭を使うことで、自然と若い人は常識や礼儀を身に着け、老いた人は恍惚をふせぐものではないでしょうか。
「人はひとりで生きてゆけない。いや、ひとりで生きてはいけないのだ」
かの宮崎駿さんが、あるアニメの中で言わせた名言です。 煩わしいことも多々あるでしょうが、人との関わりの中で「頭を使う」ことは、より良い人生を生きる為に必要なことだと思いませんか? |